空き家の本当の話 — 数字と隠れたコスト

2023年の住宅・土地統計調査によれば、日本の空き家は約900万戸、住宅総数の14%にあたります。「日本の家が無料でもらえる」という見出しはよく拡散しますが、実態はもう少し複雑です。

なぜこれほど空くのか

3つの力が重なっています。

空き家バンクの実態

多くの自治体が空き家バンクを運営し、購入または(稀に)無償譲渡可能な物件を掲載しています。「無料の家」にはほぼ必ず条件が付きます。

掲載物件は新潟、秋田、鳥取、九州奥地など地方が中心で、東京や大阪の中心部にはありません。

隠れたコスト

安い購入価格の裏に本当の支出が隠れています。100万円の空き家には次のような工事が必要になりがちです。

100万円の家+1500万円の工事は、過疎地に建つ1600万円の家です。別荘や古民家プロジェクトとしては成立しても、「無料不動産」というフレームは合いません。

空き家が成立するケース

都市部の検索には空き家バンクは合いません。東京・大阪・福岡などの主要都市では、通常の物件検索が引き続き投資対象の中心です。